天誅の巻

四人の物語 - 鉄舟




人殺しを請け負う、裏の稼業――「始末屋」。
藤岡鉄舟は郷田から離れた六実(むつみ)という土地にいた。
郷田から南へ国を一つ挟んだ所にあるこの六実で、鉄舟は角屋清十郎という元締めの世話になり、始末屋をしていた。
六実の元締めとしての角屋清十郎はかなり遣り手だったが、鉄舟はそんな角屋のことを良く思えなかった。
なんにせよ、六実での始末屋稼業については、折を見て、身を退こうと考えている鉄舟だった。
そして、そんな鉄舟のもとに新たな依頼が舞い込む。


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